瀬戸黒・引出黒 setoguro
鉄釉を施し、釉薬が溶けている途中で窯内から引き出し、急冷させて黒色釉としたものです。
文様などの装飾を施さず、器種は茶碗に限定されます。16世紀末に大窯で生産されました。
- 「瀬戸黒茶碗」天正時代(1573~1592)、大窯で焼かれた切立形の茶碗で黒一色のもの。
- 「織部黒茶碗」慶長時代(1596~1615)、大窯で焼かれた沓形の茶碗で黒一色のもの。
- 「黒織部茶碗」登窯で焼かれた沓形の茶碗で、黒釉が左右に塗り分けられ、余白の部分に鉄絵をつけ長石釉を施したもの。
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