伝産法施行50周年記念 美濃焼伝統工芸品展
会期 | 令和6年4月19日(金)~令和6年5月31日(金)※最終日は午後4時迄 |
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場所 | 土岐市美濃焼伝統産業会館 第1展示室 |
入場料 | 無料 |
休館日 | 月曜日、祝日の翌日 (祝日が月曜日の場合は火曜日及び水曜日) (土曜日が祝日の場合は月曜日及び火曜日) 年末年始 GW期間中は、休館日にご注意ください。 |
伝統的工芸品産業に関する法律(伝産法)が施行されて本年度5月には50年を迎えます。
美濃焼は、昭和53年に国の伝統工芸品の指定を受け、美濃桃山陶として約400年以上前から
受け継がれている陶磁器は、今なお進化し続けています。
◆「伝産法」とは、正式には「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」という名称で、
昭和49年5月25日に公布されました。(平成4年、平成13年に一部改正)
◆「伝産法」制定の背景
昭和40年代に入って、伝統的工芸品産業を建て直そうという気運が高まってきました。
公害問題、都市の過密化など高度成長に伴うひずみが表面化する中で、大量消費、使い捨ての機械文明に埋没した生活に対する反省の結果として、伝統的なものへの回帰、手仕事への興味、本物指向がみられるようになってきました。
一方で、後継者の確保難、原材料の入手難などの問題を抱える伝統的工芸品産業が、産業としての存立基盤を喪失しかねない危機に直面していたからです。
さらに、地場産業の中核を担う伝統的工芸品産業の不振が地域経済に与える影響を、みすごせなくなったこともあります。
このような背景の下に、「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」(伝産法)が昭和49年5月に制定され、国による振興策がスタートしました。これに呼応して、地方公共団体においても、地元の伝統的工芸品産業の振興への関心が高まるようになりました。都道府県によっては、独自の基準によって伝統的工芸品の指定などを行って、振興を図っているところもあります。