今から四百数十年前、信長・秀吉・家康が生きた戦国時代に美濃の国(現在の岐阜県美濃地方)では、日本独自のやきもの「志野」が生まれ、 ほぼ同時期に「黄瀬戸」・「織部」・「瀬戸黒」等個性豊かな陶器が数多く焼かれました。
そして、戦国大名や堺の豪商たちの間では茶の湯が流行し、志野・織部・黄瀬戸・瀬戸黒の茶器はおおいに用いられ、その姿は現代に生きる私たちの目にも触れることが出来ます。今でも当時の窯跡が可児や土岐の山中に点在しています。
幣窯は可児市に位置し、当時に近い原料を用いて、黄瀬戸・鼠志野・かいらぎ(梅花皮)の赤志野などを簡素で機能的な器として現代の生活に生かすべく製作に取り組んでおります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2013 秋の美濃焼新作品展 経済産業省商務情報政策局長賞受賞
2014 伝統的工芸品大賞 功労賞受賞 (手作り部門)
2015 伝統工芸品産業功労者表彰 (中部経済産業局長表彰)
美濃焼伝統工芸士